とあるはぐれものの戯言

子育てと仕事、どっちも楽しみたい

上の子へのイライラをおさめるために上の子と二人でお出かけした話

こんにちは、とももです。

 

うちには3歳8ヶ月と1歳3ヶ月の娘二人がいます。1歳の次女はごはんやおむつなど身の回りの世話は当然必要ですが、まだそれほど自己主張しないし放っておいてもある程度一人で遊んでてくれるし、長女の時なんだったの!?っていうくらい楽です。

 

反抗期の長女へのイライラ

一方長女は3歳の反抗期真っ盛り。私は毎日イライラしてばかりで、一体何にそんなに苛ついているのか改めて考えてみたら、ほとんどが長女の行動や言動が原因のことばかりだったんです。

そんな長女の行動の一部には母親に甘えたい気持ちからのものも多くあることはわかっているんです。でも、家事や下の子の世話で手がふさがっている時に限ってそういう甘えを見せてくるので構ってやれない。

 

一方で次女が寝た時などに一緒に遊んであげても、たとえばお絵かきしたりしてリクエストに応えて書いたとしてもそうじゃないそうじゃない、積み木を一緒にやってもまたそうじゃないと私のやることは長女に否定されるばかり。

いくら3歳児の言うこととはいえ、こんなことが続けば大人だって嫌な気持ちになってしまいます。もういい、一緒に遊んであげない!と気持ちはすれ違うばかり。

 

本当に心底嫌になってしまった……

あまりにひどい日には長女の顔を見るのも口をきくのも嫌だとさえ思ってしまいました。

 

次女が生まれる前は長女のことがかわいくて仕方がなくて、この子がこんなにかわいいのに生まれてくる次の子を果たしてかわいいと思えるのかなんて心配をしていたのに。

 

ちょっとしたことでも長女にきつく当たりすぎている自分。わかっているのに優しくできなくて、そんな自分が嫌で嫌で自己嫌悪に陥りました。

どうしたらいいのか色んなワードで検索をかけて、そんな中で一つやってみようと思える答えに出会いました。

 

上の子と二人の時間を作る

「二人目が生まれたらとにかく上の子のことを優先しなさい」

これは先輩ママたちには何度も言われたことでした。そして毎日できる限りはそうしてきたつもりでしたが、やはり家で二人を見ているとそうできないこともあります。

それに二人いればどうしたって二人を比較して、あなたの方が大きくて色々自分でできるんだから自分でやりなさいとなっていまいます。だってそうしないと回らないんですから。

 

たまには下の子を置いて、上の子と二人だけで出かけてみたら?

 

たぶんYahoo!知恵袋とかだったと思うのですが、そんな回答を見つけました。たしかに、そうしたら以前のようにこの子を一人の子としてかわいいと思えるかもしれない。そう思って下の子の昼間の授乳がほとんどなくなった半年ほど前に、下の子が生まれて以来初めて上の子と二人でお出かけしました。

 

いつもはベビーカーで二人の子どもと大量の荷物を抱えて、もう移動だけでも大変だったのですが、3歳の長女と二人だけで出かけるのは驚くほど荷物も少なくて身軽で楽でした。

 

半年前には場合によっては5分の距離を歩かせるのも大変だった子が、いつの間にかたくさん歩けるようになっていました。

 

外で見るこの子はまだとても小さくて、色んなものに興味を示してふらふら寄り道したり、ふざけて踊ってたりする姿はとてもかわいいものでした。

 

長女の成長とまだまだ幼い様子を実感して、私は何だか泣きそうになってしまいました。日頃はとにかく目の前の事態を処理することに精一杯で、そんなことに目を向ける余裕もありませんでした。

 

それから半年

二人で一緒に出かけたことにより、そんな風に長女の姿を見直すことができましたが、それでもやはりその後も毎日の生活はきつくて、また私の長女への気持ちはネガの方へ傾いてしまいました。

 

そこで私はまた長女と二人でお出かけすることにしました。今度は電車で片道一時間以上。普段車移動中心で、電車だと5分もすると「まだ着かないのー?」と言い出す長女にはかなりの距離です。

最寄り駅までの往復、目的地の駅からも歩き。そんなにたくさん歩けるのか心配でしたが、人の多い都内にベビーカーで出るのも大変そうな気がしたので、最悪おんぶかなと思いベビーカーなしで出かけました。

 

結果、なんとかおんぶして長く歩いたりすることもなく、無事行ってくることができました!私も足が疲れたくらいだから相当な距離歩いたはずだと思ってiPhoneのヘルスケアデータを見たら10kmオーバー!!やればできるもんなんですね。半年前と比べてもまたすごく成長を感じた一日でした。

 

今回はトムズボックスという吉祥寺にある絵本屋さんが12月いっぱいで閉店ということで、そこに私が行ってみたくて長女ならそこそこ楽しめるかなと思い連れて行ったのですが、まあゆっくり見させてはもらえず(^^;

 

でも、街歩きが好きなので久々に知らない街をゆっくりぶらぶらできて楽しかったです。吉祥寺は子連れでも行きやすいところがたくさんあって良いですね。もっと近ければ頻繁に行きたい感じでした。

 

まとめ

上の子との二人お出かけは、毎日の生活でネガ方向に傾いてしまった上の子への気持ちをリセットし、成長を実感できる良い機会でした。二人でお出かけすることで娘もママ欲が満たされるみたいで、その後しばらくはいい子にしてくれます。またこのお出かけをきっかけに成長したようにも思えます。時々こうして二人で出かけることで、マイナスの気持ちが溜まってしまったとしても元に戻せたらいいなと思います。

 

おまけ

今回のお出かけコースの参考にしました。

吉祥寺 気になるキッズスペースを遊びつくす!子連れで弾丸お散歩コース - デカケル.jp

 

今回行ったお店。

www.tomsbox.co.jp

kidslifeguide.com

 

あわせて読みたい

 一人の時間の必要性を強く感じた日の話です。

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上の子が幼稚園に行っていれば2人育児もだいぶ楽だったのではないかと思います。

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満3歳児入園なら4月時点で2歳でも幼稚園に入れた

こんにちは、とももです。

 

我が家の長女は2012年4月生まれ。現在3歳8ヶ月絶賛反抗期中です。

 

たぶん4〜6月とか年度の中の早い月に生まれたお子さんをお持ちの方ならよくわかると思うんですが、春生まれだと幼稚園の入園までが長い…!(T_T)幼稚園もぼちぼち冬休みに入って、子どもが毎日家にいてつらいわ〜という話をちらほら聞きますが、その状態が一年中ですよorz 早生まれの子は入園当初4、5月生まれの子なんかとできることの差がありすぎてつらいとも聞きますが、早くても遅くても悩みはあるんですよね。

 

ところが私去年はあまり詳しく知らなかったのですが、幼稚園の中には「満3歳児」入園という枠があるところがあります。この満3歳児入園だと、その年のうちに3歳になればいいので4月の時点では2歳の子でも幼稚園に入れるのです!ちなみに認定こども園だと保育園枠もあり0歳児からいるところが多いので、満3歳児枠も受け付けていることが多いです。

 

長女の幼稚園探し中に複数の幼稚園に満3歳児入園てどんな感じなんですかと聞いたら、保育園の2歳児クラスの方に入れている、5人程度集まれば1クラス作る予定などという感じでどこも年少さんのクラスとは別に扱っているようでした。ただ、その園によっても違うので気になる園があれば確認したほうが良いですね。

 

我が家は現在3歳と1歳の未就園児二人を家で見ていますが、未就園児二人を家で抱えるのはめちゃくちゃ大変でした!満3歳児入園のことも一応ちらっと聞いてはいたものの家から遠い園ばかりだったので入園させませんでした。でも多少遠くても幼稚園に入れておけばよかった…次の4月までが遠いなあと今になって後悔(^_^;

 

幼稚園は3歳児からと思ってたらプレは2歳だし、実は子どもが1歳くらいのうちからちゃんと幼稚園のこと調べてないとなんですね…!!

 

それではまた。

未就園児の習い事選び 失敗しないために始める前に考えておきたいこと

こんにちは、とももです。

 

我が家の3歳の長女が最近モダンバレエを始めました。うちではこれまでも色々習い事をしてきているのですが、その過程で色々と気づいたことがあるのでまとめてみようと思います。

 

はじめに

まずは長女の習い事歴をざっとご紹介します。

1歳2ヶ月〜1歳8ヶ月 ベビースイミング

2歳0ヶ月〜2歳12ヶ月 英語

3歳0ヶ月〜3歳7ヶ月 体操

3歳8ヶ月〜 モダンバレエ

 

考えておきたいこと

1:かかる費用

費用のことはまず当然考えると思うのですが、月額料金だけでなく用具、交通費、発表会・大会費、子どもの習い事の間に自分が待っていなければならない場合その時間つぶしにお金を使ってしまいそうでないかや時間や場所的に外食にならないかなど付加費用費用も考えておかなければなりません。

 

我が家の場合、子どもの習い事としてバレエとか姿勢がよくなったり柔軟性が高まったりして本格的にやらなくても将来の体づくりのために良さそうなんて思っていました。しかし知らなかったのがバレエの発表会費用。バレエの発表会は一般的に平均して一度に10万もかかるというのです!しかもバレエのお教室のHPを見ると大抵週2〜4回の場合のお月謝がかかれています。ということはそのくらい通う子がざらにいるということです。週に通う回数が増えればレオタードなども替えがたくさん必要になります。

 

実際に子どもをバレエに通わせている友達の話によると、長女のバレエにお金がかかりすぎて、次女もやりたがっているけれど費用的に無理だからのらりくらりとかわしているとか。我が家も姉妹なので妹もやりたがる可能性は十分あります。そんなに気軽な感じに始められる習い事じゃありませんでした!始める前に知っておいて良かったです。

 

じゃあなんで今回モダンバレエ始めたのかというと、クラスが週に1回しかないし発表会は平均3、4万というからです。それならまあ妹もやりたがったとしてもなんとかなりそうです。

 

ところで、時間つぶしのためや付随する外食の費用、これも見落としがちですが意外にお金がかかります。長女の時に初めて通っていたベビースイミングは徒歩30分くらいで、もう少し近くに別のベビースイミングをやっているところもあったのですが、月謝が1500円ほど安かったのです。月謝の安さにつられてそっちにしたものの、実際には雨が降ったらバスで行かなきゃいけないから交通費がかかるし、スイミングの後お昼に家に戻れないから昼が外食にならざるを得ないしで、結局多少月謝が上がっても近い方のがトータルでは安く済んだんじゃないかと思いました。

 

2:通いやすさ、荷物の量

当然考えることではあるとは思うのですが、通いやすさはとても重要です。前述のとおり最初に通っていたベビースイミングは我が家から徒歩30分。ちょい遠いなとは思っていたのですが、なんとかなると思ってたんですよね。しかし見学の時は通常の荷物量だったから良かったのですが、母子分のプールの荷物は多い!帰りは特に濡れて重い!!

晴れてベビーカーで行ける日はまだ良かったのですが、雨の日にエルゴで傘さしながら通常の荷物とプールの荷物持っていくのはかなりきつかったです。。。更に冬になってコートを着たりするようになると更にかさばり度倍増で、寒いからプールに入りたくもないしでギブアップ。6月から始めて12月で退会となりました。

 

この反省を活かして体操教室は送迎バスの通っているところにしました。行きは徒歩3分くらいのところまで行けばいいし、帰りは家の前に止まってくれるから楽ちん!未就学児のうちは親が付き添わなくてはなりませんが、小学校に行ったら一人でバスに乗っていけます。送迎バス最高です。

 

車で送迎をしなければいけないような場所だと、子どもがその習い事を好きでずっと続けるとなった時に子どもが大きくなってからも親の手が必要になり大変です。遠くのスクールに通うなら、将来的な通学方法もイメージしておくほうが良いと思いました。

 

3:習い事の頻度

近頃は色んな習い事がありますから、あれもこれもとたくさんやっている子どももしばしば見かけます。しかし、その親に聞いてみると多すぎて後悔している人が結構います。習い事は始めるのは簡単ですがやめるのは難しいです。子どもが楽しんでやっていたりするとそう簡単に親の都合で辞めたり別のスクールに変えるというのはできません。

色々始めた結果どれも好きで続けていて親のスケジュールも圧迫、幼稚園や学校が終わった後習い事ばかりで妹弟が公園で遊びたがっているのに遊ばせてあげられる時間が取れないといった人もいました。

 

我が家も色々やらせたいものはあるのですが、そんなわけで現在は基本は一つ+スポットで行けるリトミックに時々行くという形にしています。またスイミングは夏だけの短期コースでいいかなと思っています。スイミング、いいんですけど冬は気乗りしないなと私が思ってしまうので(^^;

 

4:振替の有無、休会の有無、退会までの最低期間

体調を崩しがちな子だと、振替がないとせっかくお金を払って通っていてもお休みばかりになってしまってはもったいないです。休会のシステムがある場合なら、体調を崩しがちな季節は思い切って休会するのも手です。月謝制でなく都度払いや行った回数分払うのでよければ更に楽ですね。

また、退会まで最低限続けなければならない期間が設定されている場合があります。うちの場合はベビースイミングが最低6ヶ月間で、夏が終わってもういいかなーなんて思ってもしばらく辞められなかったということもあります。入会キャンペーンで色々用具がついてきたりするようなところだとしばしばそうした最低継続期間が設けられていたりしますから確認しておきたいところです。

 

5:妹弟はどうやって過ごすのか

これは下の子がいない場合は関係ないのですが、子ども一人の時には全く考えないけれど下の子が生まれた場合にはかなりクリティカルに響いてくる問題です。

我が家も下の子が生まれた後、まだねんねの赤ちゃんの時にはどうとでもなったのですが動くようになった後は大変!

体操教室では見学が月に1回だけでホールの中央に張られたネット越しても見れたのでまだよかったのですが、モダンバレエはスタジオ内で見学なので踊っているおねえちゃんのところにダッシュで抱きつきに行ってしまいます。

まあもう数ヶ月のことだとは思うのですが、下の子を誰かに見ていてもらうなどしないと厳しそうです。うちは祖父母を頼れないのでどうしたもんかと今から悩みます。

 

6:友達と一緒?

幼稚園のお友達と一緒にやるというのは楽しくていいかもしれません。でも、その半面何らかの理由でやめたいとなった場合もやめづらくなるかもしれません

また我が家では最初に通っていたベビースイミングの時にはママ友二人と一緒だったのですが、終わった後毎回ランチするはめになったので出費が増えました。スクールのスケジュールや親の同伴の仕方にもよりますが、お付き合いでの出費が増える可能性があります。

お友達と一緒で楽しいというのはもちろん続けるための良いモチベーションになります。うちも体操の時には以前からの友達と一緒でしたが二人とも子どもに合っているかを重視していたので友達に遠慮して辞めにくいというのはありませんでした。その辺は友達の親同士のつきあい方にもよりますね。メリット、デメリット、仲間の顔ぶれを考慮して、軽はずみに一緒に始めないようにしたほうが良いでしょう。

 

7:その子に合っているか

これが一番重要だと思いますが、その子に合っているかはやっぱりよく見極めなければなりません。うちの子は2歳の時ジャンプ大好きっ子だったのトランポリンとか楽しめそうと思って3歳になってすぐに体操教室に入りました。

最初の体験の頃は楽しそうにやっていたのですが、月に一度の見学の日に見ているとなんだかダラダラしていて全然コーチの指示通りにやっていません。

しばらくは午後遅めだし眠いのかなと思っていたのですが、たまたま何度か連続で見学していたら毎回毎回だらけてる!これはもう疲れてるんじゃなくてやる気が無いんだとようやく確信しました。

 

折しもその少し後、同じスポーツクラブでダンスもあるよとたまたま耳にした娘、「ダンス!?」と目を輝かせました。ダンスというかモダンバレエなのですが、見学の時からやる気満々。今日はなんで踊れないんだと不満気。歌って踊るのとドレスが大好きな娘ですから、かわいいチュチュで曲に合わせて踊るモダンバレエが楽しくないはずがありません。

私もこのスポーツクラブにモダンバレエがあって3歳でもできることは知っていたのでやらせたいと思っていたのですが、始まる時間が16時からと3歳なりたてだった頃の娘には遅すぎるからもう少し体力がついてからと思っていました。

またクラシックバレエは昔からある白鳥の湖などの定番プログラムをやるのに対し、モダンバレエは基本の動きは同じなのですが最近の曲やディズニーの曲なども使って自由な振付で踊ります。娘の性格的にモダンのほうが合いそうだなと思ったのも今回の決め手です。

 

3、4歳になると自分でやりたいかやめたいか意見が言えるようになります。もしかして嫌なのかな?と思ったら子どもに聞いてみると、自分からは言わなくてもどう思っているのか教えてくれたりします。

 

8:親離れできるのか

子どもが幼いうちだと親と離れるのが嫌で泣いている子もいます。あまりに親と離れるのが嫌なようならそれも考えなければなりません。

それでも慣れるまでちゃんと面倒見るから大丈夫ですよと言ってくれるスクールもありますし、親離れ出来ないと難しいスクールもあります。

去年通っていた英語教室はMLSというスクールで週2×2時間親と離れて英語のみで過ごしていましたが、最初は泣いてても大丈夫だしトイトレもやってくれるなど先生がとてもよく面倒を見てくれてとても良いクラスでした。去年のクラスは特に先生が当たりだったとも言われましたが、MLSのジョイランドはカリキュラムもしっかりしてましたしよかったです。次の上のクラスがライティングが増えて娘にはまだ無理な感じだったので残念ながら継続は断念しましたが。

www.mls-etd.co.jp

親離れは平気なのに泣いていればスクールの何かが嫌なのかもしれませんし、子どもが言葉でうまく説明できないうちは嫌なものが何か見極めるの難しいですよね。

 

最近はいろんな種類の習い事があってついあれもこれもとなってしまいますが、あとで後悔しないための選び方の参考になれば幸いです。

 

それではまた。

Webサービスで起業して子育てしながら会社やってる私のこれまでの日々

こんにちは、とももです。

 

今日の記事は子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 Advent Calendar 2015の8日めとして書きます。

 

私のことを少し

私には3歳8ヶ月と1歳2ヶ月の娘が二人おります。子どもが生まれたら小さいうちはなるべく子どもと一緒にいたいなと思っていたので、前職を6年ほど前に退職、5年前にwebサービスの会社を一人で起業しました。前職はゲーム開発をやっており、企画を担当していました。現在自分の会社でやっているwebサービスは退職後独学でRuby on Railsを勉強して作りました。企画、デザイン、プログラム、運営、すべて自分一人でやっています。

 

子どもが生まれる前にやったこと、やめたこと

一人目の子が生まれる前には、子どもが生まれたあとの生活が全く想像がつきませんでした。仕事の時間がどれくらい取れるかもわかりませんでしたので、なるべく私がいなくても回るように、それまでは手作業でやっていた部分も可能な限りシステムでやるよう自動化しました。また、都度課金だったのを月額課金メインに切り替えました。

 

一人目の子が生まれたのが会社設立から一年ちょっとでしたが、この間に実は最初に立ち上げたのと違うもう一つのサービスを考えて、サイトも出来上がってアルファ版としてユーザーを集めているところでした。この2つめのサービスは翻訳者と翻訳してほしい人をつなぐマッチングサイトで、会員から依頼された翻訳が完了したら翻訳者への支払いを完了しマージンを受け取るという仕組みになっていました。

しかしこの仲介のシステムは、依頼に対する対応に不備があったり利用者間で何かトラブルがあった場合に運営側の密なフォローが必要となってくるということに出産の直前になって気付きました。ユーザー間の支払いの仲介をするわけですから運営の対応はかなり重要です。もっと早くに気づけと思うのですが、ともかくこれはまずい、対応しきれないと思い数ヶ月かけて構築したサイトでしたが陽の目を見ないうちにクローズにしました。

 

子どもが生まれてからの仕事の仕方

産後しばらくは初めての赤ちゃんとの生活に慣れることに精一杯でした。しかし、数ヶ月経っても以前のようにまとまった時間が取れる気配は一向に見えません。このままでは全く仕事ができないと思い、15分でも30分でもいいからやろうという方向に切り替えました。子どもが昼寝の間、夜寝た後などに少しずつ仕事をしました。

うちの上の娘は1歳を過ぎても授乳間隔がなかなか開かず、昼も夜も2〜3時間おきの授乳の日々が続き、子どもにも自我が芽生え、よちよち歩きが始まると体力的にきつくて夜寝かしつけた後に復活できなくて0歳の頃より更に仕事ができなくなりました。そこでもう合間にやることを諦め、娘が1歳4ヶ月の頃からは週に2回程度保育園の一時保育を利用して仕事をすることにしました。その後娘2歳の頃からは一時保育が取りづらくなり、週に1回になりましたが下の子が産まれるまでは一時保育の日と、運良く夜起きていられた日の夜数時間が仕事の時間になりました。

 

子どもが二人いる今の状況

現在は子どもも二人いますから、昼間は空いた時間はありませんし夜も疲れて起きられないので朝に仕事することにしました。一時保育で上の子を預けても下の子が放っておけないのでまあ預けている間2、3時間できるかなというところです。それと朝の時間と合わせて働いている時間は週に10時間程度です。

 

こんな感じで仕事のために取れる時間がかなり子どもの様子次第で、確実にまとまった時間が取れないのでシステムの更新には慎重にならざるを得ません。ユーザーからの要望があり対応すべきものはしますが、大きなバージョンアップはできずにいます。しかし幸運だったのは、最初に立ち上げたサービスが今でも収益をあげていて、システムにほとんど手を入れていないにも関わらずわずかな運営の手間だけで元々設定した役員報酬(かなり安いですが)は一応ほとんどの月で受け取れているということです。産前に行った月額課金ベースへの変更と自動化はかなり功を奏しました。

 

今のような形で仕事してきてよかったこと

仕事のための時間が取れないことは正直かなりフラストレーションになっているのですが、この状況になってよかったこともあります。一つは、「子育て中のママ」という視点を持って企画が考えられるようになったところです。子育てをしていると大変なことがたくさんありますが、大変だったりもっとこうだったらと思うのは考え方を変えればビジネスチャンスがあるということです。またこの視点のおいしいのは「ママ」の視点と「子ども」の視点、二つの視点が同時に得られ、しかも子どもは年齢が上がるごとに必要になるものが変わるので成長に従って常に新しい発見があるのです。

 

子育てする前には日中にこれほど街を歩きまわるということもありませんでした。朝から深夜までオフィスに詰めて、街に出るのは土日くらいだと自分の住んでいる街に何があるかもろくに知りません。生活者の視点で街を歩いていると今までに見えなかったたくさんの情報が目に入るようになりました。手を動かす時間はなかなか取れませんが、頭の中は自由です。家事をしながら、子どもの相手をしながら、街を歩きながら、私はいつでもバックグラウンドで企画を考えています。ゲーム企画をしていた時よりも大量のひらめきが日々あり、いけそうと思えるレベルの企画も何本も頭の中にはあります。

 

頭の中だけで構想をまとめあげることもうまくなり、書類にするのにかかる時間が以前よりもかなり短くなりました。わずかな時間しか取れないことが多いため、短時間で集中して作業をすすめることができるようになりましたし、子どもを見ながら家事も仕事もやることでマルチタスク能力もあがりました。たぶん会社勤めしていた頃の自分と比べると生産性は3倍くらい上がってると思います(笑)

 

もしも子どもが生まれる前の状態からやり直すなら

もし子どもが生まれる前に今の状況がわかったのなら、こうしておけばよかったと思うことがあります。

 

まず第一には運営するサービスをユーザー課金モデルにするのではなく、フリーミアムモデルにすることです。ユーザー課金モデルだとどうしてもカスタマーサポート対応が発生します。カスタマーサポートを誰か他の人に投げられるならまだいいのですが、自分でやらざるを得ないのであれば、ユーザー課金モデルはやめた方が即対応の必要性が薄くなり仕事が限られた時間しかできなくてもやっていきやすいと思います。

 

また、なるべくコンパクトなサービスを考えて作ること。自分がプログラマー的には新人レベルでいつも勉強しながら作ってるせいなこともありますが、コードを書く時間がないのに大きいサービスを考えがちで、新しいサービスの完成までどれくらいかかるのか全く見通しが立ちません\(^o^)/最終的には大きなものになるとしても、小さく始められるものにして徐々に大きくしていくほうが良かったなと思います。ま、そこの企画力が以前は足りなかったんですけどね。

 

まとめとこれから

たぶん普通に稼ぎたいだけなら会社員として働く方が楽だし、在宅でやるとしてもブログでアフィリエイトとかフリマアプリで稼ぐとかハンドメイドで何か売るとか、色んな講座開いて教えるとかたぶん今より儲かりそうだなーと思うことはいっぱいあるんですが、私は新しいサービスを考えるのが好きなんですよね。プログラムとデザインもできないことはないですがはっきり言って二流なので、そのへんは本職の人に頼んで今後はもっと企画メインの人としてやっていきたいなと思っている次第です。そんなわけで今絶賛仲間探し中ですのでちょっとでも興味ある方はまずはお友達になりませんか?(笑)ということでお気軽にお声をおかけくださいm(__)m

 

あわせて読みたい 

リモートワーク関連の話書いてます。

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5年後、2020年の働き方を考える

こんにちは、とももです。

 

先日「5年後の私の働き方を考える~トークセッション&ワールドカフェ~」という講座に参加してきました。この講座のことは開催前日に偶然知って、たまたま予定も空いてたのでよその会社の働いてる女性と話してみたいなと思ってふわっと参加してきました。

 

2020年の働き方に影響を与えそうな世の中の事象

話し合いのテーマの中で、2020年の女性の働き方に影響を与えそうな世の中の事象を挙げてみるというのがありました。みんなから出た案で賛同者が多かったもの、印象に残ったものを私なりの解釈を追加した上で挙げてみます。

 

少子高齢化による若年労働力の減少と介護問題
個人的な関心ごととしては認知症の人の増加があります。今後社会問題にまでなるんではないかと思います。

 

ロボットの他分野への進出

家事ロボットはますます一般的なものになりそうです。警備など人の仕事だったものをロボットが行うようになるものもあるでしょう。

 

通信技術の進歩による働き方の多様化
リモートワークとかノマドみたいな自宅やコワーキングスペースなど、オフィスに出社しない働き方はますます増えそうです。フルタイム=1日8時間労働ではない人も増えるでしょう。

 

外国人労働者の増加

若年労働者の減少にも伴い、特に建築、介護、保育、家事の分野で外国人労働者が増えると予想します。PCでできる仕事は海外に住んだままでもできるので、ネットを通じて日本の企業と働く外国人も増えるでしょう。

 

中国人の爆買い継続

第二子のベビーブームも影響ありそうです。今よりもっと中国人向けの商品開発を進めるため、企業内の中国人の割合も増えるかもしれません。

 

女性の起業、女性管理職の増加

日本の女性管理職の比率は約11%と国際的に見ても非常に低い水準で、女性の活躍推進は政府でも叫ばれていますが、女性管理職の登用増加はそう簡単に進まないのではと私は少々悲観的な見方をしています。一方、携帯一つでも稼げる時代になっている昨今、好きなことで稼いで起業する女性は増えそうです。

 

2020年の状況を予想してみる

これらの内容をまとめるとグローバル化、多様化、IT化、高齢化などのキーワードが見えてきます。こうしてみると現在進行中の内容ではありますが、これに対応できるように考えていくことが時代に乗り遅れないようにするということかなと思います。

 

現在進行中の変化の一端が見えるサービスとして、タスカジという家事代行マッチングサービスがあります。ここのサイトには外国人のハウスキーパーがかなり登録しています。

taskaji.jp

今後2020年には東京オリンピックがありますし、英語授業が小3からスタート、大学入試の英語でスピーキングが重視されるようになるなど否が応でも英語や外国人の受け入れなどグローバル化を意識せざるをえなくなります。そうしたら、英語教育や多文化理解の目的のためにもこのタスカジのようなサービスから外国人による家事代行が広がったり、英語保育園が一般化して保育園の選択肢の一つになるなどもありえそうです。

 

食洗機や乾燥機、ロボット掃除機などでお金をかければ家事はかなり自動化できるようになりましたが、その一層の普及とともに家事代行もより一般的になるかもしれません。

 

働き方の多様化も個人的に非常に関心のある事柄の一つです。リモートワークやフリーランスで自宅で働く人が増えると、自宅だとついサボってしまうとか他の人とコミュニケーションを取りたいとかいう問題を持つ人が今後増えるのではないかと思います。そこで、既に増えつつあるシェアオフィスやコワーキングスペースなどは更に増えていきそうです。一般企業に勤めながらも自宅近くのコワーキングスペースで働くといった形も出てくるかもしれません。

 

私が今本当にあればよかったのにと思っているのが、子連れOK、保育士常駐で子どもの面倒を見てくれるコワーキングオフィスです。在宅で働けるといっても子どもがいるとほとんど仕事になりません。しかし保育園の入園の際のランクは下がってしまうので子どもを保育園に入れづらくなります。特に未就園児の子どもを、保育園のように100%でなくていいので見てもらいつつ、同じ建物内で仕事ができたらいいのになあと思うのです。子持ちの在宅ワーカーの方ならきっとわかってもらえそうな気がするんですが、どうでしょう。賛同者がいれば結構本気でやりたいレベル。誰か興味ある人いませんかー?(^o^)丿

 

2020年、自分はどんなふうに働きたいか

5年後の2020年、うちの娘達は8歳と6歳です。また両親はちょっと体調的に心配な面もあるし、まだ健在な3人の私の祖父母もうち何人かは認知症が始まりつつあるし、夫の両親や祖母も5年後どうなるかはわかりません。自身と夫の両親や祖父母の誰かに何らかのフォローが必要となる可能性はかなりあると思います。

 

子どもが幼いうちは子どもの成長を近くで見ていきたいし、家族の誰かに助けが必要ならば少しでも手助けをしたい。それはきっとやらなければ私は後々一生後悔することだと思うのです。仕事:家庭が10:0や9:1ではなく、家族も大事にしながら働いていきたいと思うのです。そしてできれば同じように仕事ばかりでなく家庭や子どもとともにありたいと考えている人たちの仕事を作っていきたいと考えています。

 

自分だけでなく誰かの仕事を作っていくというのはとても大変なことです。まずは会社が稼がなければそれはできません。稼ぐ方法を考えること、やりたい仕事や今後の会社のあり方に共感し一緒にやっていってくれる人を探すこと、ビジョンに共感しお金を出してくれる人が見つかるよう計画を練ること。今の自分ができることは大きくこの3つです。来年の3月いっぱいまでは子ども二人の育児に追われる毎日ですが、来年4月からの本始動に向けて裏で動けるだけ動いて準備を進めている次第です。

 

そんなわけで、今の抱負を述べたところで本日は締めさせていただきたいと思います。

 

あわせて読みたい

週30時間労働で食っていけたらいいのになあというお話。こちらもぜひお読みください。

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もし夫婦が二人とも週30時間勤務になったら

こんにちは、とももです。

 

今日はこちらの記事に触発されて、ちょっと前から考えていたことを書いてみることにしました。

hitode99.hatenablog.com

 

我が家の状況

我が家は夫が週休2日、1日平均12時間、週60時間勤務。私はほぼ専業主婦状態、在宅で週に10時間程度仕事をしています。夫婦での一週間の合計の仕事の時間は70時間。夫の方は食事休憩が少し含まれてますから、実質的には合計週65時間くらいになるでしょう。

 

夫の会社の始業時間が遅いのも悪いんですが、夫はとにかく帰りが遅いです。帰宅は毎日深夜12時すぎ。仕事が忙しい時期とかに一時的にこうなってしまうとかっていうのはまだわかりますが、一年間ずっとこうっていうのはちょっとひどいんじゃないでしょうか。夫も忙しすぎて非常に疲れています。

 

一方、私は夫がそんな働き方をしていますから、3歳と1歳の子育てに加え家事の負担が非常に重くなっています。私が家にいるからって平日の家事の99%を私がしなきゃいけないのはおかしいんじゃないかと言ったんですが、そもそももう少し早くに帰ってきてくれないと家事やる時間がないわけです。3歳の長女は反抗期真っ盛りで私も毎日怒ってばかりですが、日中のやることの多さによる時間的余裕のなさと疲れによるイライラで長女には過剰に怒ってしまっていて、正直自分でも子どもにもよくない影響を与えていると思います……。夫婦双方の両親(祖父母)が頼れない我が家は夫婦がともに疲弊してしまっていて、二人ともお互いをフォローできなくなってしまっています。

 

うちの夫は本当は家事できる方で、私が子ども二人置いて出かけても大丈夫だし、炊事・洗濯・掃除・育児のデイリーの部分は基本的にはなんでもできます。だから時間さえあれば本当はもう少しできるはず。つまり私が本当に文句言いたい相手は夫じゃなくて会社なんです。

 

私だって自分の仕事があってもっと仕事の時間を取りたいと思っていますが現状では週10時間以上どうがんばっても取ることができません。私はもっと働きたい、夫はこんなに働きたくないと思っています。私が子どもと過ごす時間が長すぎて精神的に追い詰められるのも問題ですが、子どもが小さくて毎日が成長の連続のこの時期に子どもと過ごす時間が全然持てない夫もかわいそうです。

 

もし夫婦が週に30時間ずつ働いたら

前置きが少し長くなりましたが、ではもし小さい子どものいる夫婦が週に30時間ずつ働いたらどうなるでしょう?

 

二人が6時間×5日働けば良いのであれば、9時〜16時(休憩1時間含む)勤務なら夫婦のうちのどちらも保育園へのお迎えが可能です。また育児中は最も忙しくなる夜の食事の支度、お風呂、食事の世話、後片付け、寝かしつけを二人で分担することができます。(夫がそもそも家事をしないというのは別問題になるのでここでは言及しません)

 

あるいは二人とも7.5時間×4日働くのでもいいかもしれません。そうすれば、平日に1日家族でお休みを取って出かけられるかもしれません。平日の街は空いてて、買い物したり遊んだりどこに行くにも土日よりずっと楽です。夫婦が別の日に休みを取ったのならば、子どもは週3日保育園、週1日はパパと、もう1日はママと、残りの2日は家族みんなですごせます。そんなのもいいかもしれません。

 

専業主婦のママ友に聞いていると、夫が激務という方すごく多いです。週休2日あるだけまだマシに思えてくる時もあります。しかし、どっちがよりひどいか競争をするのは不毛です。もっとみんなが楽に、楽しく生活できるような社会を作る方がいいと私は思います。

 

働く時間を減らすことは、子育て世帯のみならず両親の介護をしなければならない方やもちろん独身の方にも利点があります。

元記事の方でも書かれていますが、みんなが同じ日に休むから土日もGWやSWなどの長期休暇もどこも大混雑です。みんなが少しずつずらして休んで分散すれば街も観光地もみんなにとってより過ごしやすい状況になると思います。余暇ができれば趣味や習い事などお金を使う機会も増え、経済が活性化します。

仕事好きならダブルワークも良いですよね。複数の仕事を持つことは視野を広げ両方の仕事に新たな視点やひらめきをもたらします。

 

そんなわけで、無駄な残業大嫌い!ブラック企業超撲滅したい!みんなもっと楽しようぜーと思ってるとももでした。

 

それではまた。

子育て中のママにとって最高のカフェ@横浜戸塚|社会起業スクール第3回

こんにちは、とももです。

 

先日第3回目の社会起業スクールでは現場視察で、戸塚にあるこまちカフェに行って代表の森祐美子さんのお話を聞いてきました。

 

comachiplus.org

 

上のリンク先をぜひ見て欲しいのですが、こまちカフェは木のぬくもりに囲まれたとっても素敵なカフェです。木のおもちゃや遊具が色々あって子どもたちも喜ぶこと間違いなし。

旬野菜を使ったランチもとてもおいしく、キッズメニューは小麦粉・卵・乳製品を使っていないメニューになっています。うちの子も卵アレルギーなのでこれはうれしいです。

 

この日は託児があったので子無しだったのですが、こまちカフェには子どもを見ていてくれるスタッフがいて、ママの食事中赤ちゃんを抱っこしていてくれたり子どもと遊んでいてくれたりするのです。バウンサーもありました。子どもが小さいと外で食事しても急いでかきこむように食べるしかないので、ゆっくり食事ができるってすっごくうれしいですよね。

 

こまちカフェには他にも手作りアイテムの小箱ショップ(ワークショップもあり)、ママ向けのもの多数の各種イベントも開催されています。

 

このカフェ、私が地元に作りたいなーと思っていたものとかなりイメージが近かったんですよね。横浜市の起業相談の窓口で子育て支援の場作りとかも興味あるって言ったら、あなたwebの技術あるならwebで何かやればいいのにと言われて、まあ確かにそれも一理あると思ったので今はwebの方のを考えて進めてますが。

 

森さんのやり方で良いなと思ったのは、最初はコミュニティカフェのスペースを間借りして週一で営業するなど小さく始めたこと。ご本人が意識されてたかはわかりませんが、リーン・スタートアップの実践の一例と思えました。

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

 

 

森さんのお話の中で3つの車輪という言葉が出てきました。

  • やりたいか・強みを活かせるか・必要とされているか
  • 経済・文化・社会

この車輪がうまく噛みあえば事業はうまく回っていくということでした。

 

「経済」という言葉がこの車輪の中に出てきます。こまちカフェの帰りに他のスクール参加者の方たちと話していたのですが、自分のやりたいことって今自分が参加しているサークルの中でやればいいことで起業とか必要ではないんじゃないかと言った人がいました。

私は逆で、社会的な課題であればこそいかにお金を得て事業として活動を行っていくかが重要ではないかと考えていました。なぜなら自分が問題と感じていて同じ問題を共有する仲間がいるのならば、自分の身の回り以外でもきっと他にも必要としている人がいて、事業化することで内輪だけでなくグループの外でその問題に関心がある人にもサービスがアクセス可能になるからです。

また、お金を払えば対価を得た人の生活の糧になります。慈善事業で無償奉仕みたいにされるのもいいですけど、それだと意識ある人のがんばりだけに活動が依存してしまい、その人がやる気がなくなったり何かできない状況に陥ったりすればいかに良い活動をしていてもそこでおしまいになってしまいます。

会社として活動していくことで、誰か一人がだめになってもその活動は持続する可能性があります。人が集まればそこにはお金を払ってくれる人がいると思います。どんな人が集まるかが定まれば、お金を払ってくれる人は自ずと見えてくるのではないでしょうか。社会起業はそこをうまく見定めてできればいいのではないかと思います。

 

もうひとつ、「文化」というのは私は意識したことのない視点でした。こまちカフェであればカフェ自体の雰囲気や小箱ショップ、イベント、すべてがカフェの文化を作っていました。魅力的な文化は人を惹きつけます。この視点はぜひ今後自分の事業にも活かしていきたいなと思いました。

 

それではまた。